小林 真人
ピアノ・編曲
依田 彩
バイオリン
村上 聖
ベース
福井 健太
サックス
前嶋 のぞみ
ボーカル
齋藤 たかし
ドラムス
京都府立盲学校
生徒のみなさん
日本テレビ小鳩文化事業団は、今年4月2日に創立10周年を迎えました。
その創立10周年記念事業として、全国の視覚支援学校に伺ってのスクールコンサートがスタート。
4月28日富山視覚総合支援学校、6月30日山形盲学校、10月14日松山盲学校に続いて、11月10日(木)京都府立盲学校体育館にてスクールコンサートを行いました。
素晴らしい秋晴れの日、体育館のフロアを舞台にしてコンサートは行われ、学校からは、生徒約40名、先生や指導員の方あわせて約70名の方が参加して、約1時間、プロの演奏家のライブの音楽を楽しみました。
ピアノ、バイオリン、ベース、サックス、ドラムス、ボーカルと一流の演奏家の歌と演奏をすぐ目の前で聴く、臨場感溢れるライブのコンサートに、生徒、先生の皆さんは、集中して聴き入っていました。
ポップス、ジャズ、映画音楽、ディズニーメドレーなどジャンルを超えた日本や海外の名曲、そして京都府立盲学校の校歌をアレンジして演奏。
フィナーレは、京都府立盲学校の生徒18人の皆さんが参加して、1995の大ヒット曲「風になりたい」をプロと共演。
生徒の皆さんが、キーボード、タンバリン、トライアングル、マラカス、太鼓、アゴゴ、フロアタムなど様々な楽器を担当し、とても楽しそうにプロと一緒になって演奏する姿は、心にジンときて、とても印象的でした。
(山下融子校長先生)
「何より、幼児児童生徒が、音楽を全身で楽しむことができたことに、心より感謝しております。」
(田渕茂彦 副校長先生)
「本校では、普段から幼稚部から高等部専攻科までの幼児児童生徒が一堂に会して取り組むことはあまりありません。そのような中にあって、今回、このような素晴らしいコンサートを開いていただき、全員で楽しい時間が過ごせましたこと、心から感謝申し上げます。コンサート後も、生徒の中には、演奏いただいた曲や楽器について、感想を語り合う場面もあったり、児童の中には、ヴァイオリンが気になり、コンサート後に演奏者に会いに行ったりする場面がありました。」
(音楽科 吉田聖子先生)
「演奏も素晴らしく、選曲も編曲もとても良かったです。心が動かされる、まさに感動体験でした。このコンサートに出会えたことは、生徒たちにとって、一生の宝物です。「風になりたい」で共演した生徒はさらに貴重な体験をさせていただくことができました。視覚障害者の生徒たちにも伝わりやすいMC、演奏者の説明にも皆惹きつけられていました。配慮が行き届いた本当に心地よいコンサートでした。」
会場が一体となって盛り上がった約1時間10分のコンサートになりました。
生徒や先生の皆さんには、貴重な音楽体験となったコンサートだったと思います。
これから12月21日の沖縄盲学校に伺います。
沖縄盲学校の皆様に、プロの演奏家の音楽をライブで楽しんでいただきたいと思っております。
日本テレビ小鳩文化事業団
常務理事 柴田吉彦