1975年の開講以来、半世紀続く手話スクールは、手話が分かる人、できる人を増やして、聴覚に障がいのある方々への生活支援に貢献していただき、共に生きていく社会を実現することを目的としております。2024年度もそうした理念に共鳴した約100名が参加して年間26回の授業が行われ、この3月8日には、それぞれ3年間と2年間の課程を終えた46期生(3年生)31名と47期生(2年生)31名が修了式・卒業式を迎えました。
手話スクールでは実に様々な世代・職業の方が学んでいます。家庭環境もそれぞれです。しかし、その根底にある思いは共通しています。今年、手話スクールを卒業・修了した皆さんが、今後も手話との接点を持ち続けて、自らの技量を高め、それぞれの地域・フィールドにおいて聴覚に障がいのある方々に手を差し伸べてくださることを心より願っております。
日本テレビ小鳩文化事業団は、共生社会実現の一助となるべく、これからも手話の普及に努めてまいります。
2025年3月8日
日本テレビ小鳩文化事業団
常務理事 海老原洋一