手話スクールは、手話ができる人を一人でも多く増やすことにより、聴覚に障がいのある方々とのコミュニケーションができる社会の実現を図り、そうした方々への生活支援に貢献していただくことを目的として、1975年に開講した無料の講座です。
2023年度こそ4月から平穏に授業を進めることが出来ましたが、それ以前の数年は、コロナの影響で休講や中止が相次ぎ、今回はそうした困難を乗り越えた45期生(3年生)21名と46期生(2年生)45名が、それぞれ3年間と2年間の課程を終え、修了式・卒業式を無事に迎えました。
手話スクールでは、実に様々な世代、そして様々な職業の方が学んでいます。しかし、その根底に共通するのは「手話を学び、聴覚に障がいのある方を支えたい」という思いです。今年、手話スクールを卒業・修了した皆さんが、今後も手話との接点を持ち続けて、自らの技量を高め、それぞれの地域・フィールドにおいて聴覚に障がいのある方に手を差し伸べてくださることを心より願っております。
日本テレビ小鳩文化事業団は、今後もより良い共生社会の実現のために手話スクールに取り組んでまいります。
日本テレビ小鳩文化事業団
常務理事 海老原洋一
2024年3月9日